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山梨県富士北麓 一日目 [旅行]

2004年10月24日。山梨県・富士北麓への旅行一日目。

この日付は、多くの被災者を出した新潟中越大地震の翌日になる。
旅行中も被災地では地震が続いていて、まとまらない情報が飛び交っていた。

午前8時40分、駐車場を出発。今回の宿泊地は山梨県・富士北麓。
山梨県方面へ車で向かうのも初めてなら、中央高速を利用するのも初めてになる。まず、首都高にどこから乗るかを調べなければならなかった。
入谷から首都高に乗っても良かったが、どうせなら初めての道を通って行こうと思い立つ。

結局、皇居近くまで下道で進み、代官町から首都高に進入。三宅坂ジャンクションを経て、中央自動車道へ向かう。
最初の目的地は忍野八海。(おしのはっかい)富士山から続く地下水が湧き出ているとされる8つの泉だ。

中央自動車道をひたすら西に進み、大月ジャンクションで山中湖方面へ入る。
そのまま進んで、山中湖インターチェンジで高速道路を降りた。忍野八海は山中湖の北西に位置する。案内標識をたどりつつ、午前11:00到着。


駐車場の売店。ここで買い物をした客は駐車料金が無料になる。
買わないと有料。たしか、ここで信玄餅を買ったんだよね。
あまーい餅にきなこと黒蜜をたらしていただくお菓子。あれ、めちゃ好物。 


忍野八海、入り口。ここも売店になっていて、山芋やらカキやらの食べ物を売っていた。
忍野八海への入り口は複数あるんだけど、ここはやたらと狭かった。人一人やっと通れるって程の狭い通路を抜けていく。

すぐ左が沢になっていて、落っこちそうで危ない。まあ、落ちても多少濡れるだけだけど。

忍野八海のある忍野村HP

下の写真は、入り口から入ってすぐのところにあった湧池。
富士山の雪解け水が地下を通ってここから湧き出しているらしい。

 

下の写真の池はかなり人工的に手を入れられている。
写真中央に見える柵の中は円形にくりぬかれていて、特別に深く掘ってあった。中では大小の川魚が泳いでいる。

透明度が非常に高いので、10メートル以上はあるかと思われる水底まではっきりと見通せた。特に、太陽の高い正午ごろは日の光が水底を照らすので、はっきりと様子を見ることが出来る。

日の光に照らされた透明度の高い水と、池の中で優雅に泳ぐ魚影が美しい。写真左奥に見えているのは売店。お土産等、色々買うことができる。

川魚がこれだけいるのだから、当然食べる。見よ、この見事な食べっぷり。やっぱり川魚の塩焼きはいいねぇ。
大変おいしゅうございました。 

岩魚の塩焼きをいただいたわけだけど、さすがにそれだけでは物足りない。
時間も正午を回っていたし、忍野八海で食事をとろうと考えた。
ソバを食べさせる店がいくつかあったから、適当に選らんで入店。

こうして写真で見るとなかなかうまそうに見える。しかし、味はいまひとつだった・・・失敗。
ただ、店内からもまた別の池を眺めることができ、眺望は満点と言えた。

食事を終え、忍野八海を後にし次の目的地へ向かう。目指すは霊峰・富士山。忍野村から河口湖方面へと車を走らせる。
途中、道の駅を発見したので寄り道した。

道の駅 富士吉田

ここに着いたのが午後1:00。道の駅には地域性の強い売店が入っているので、見つけたら必ず寄るようにしている。

道の駅で軽く休憩したら、富士スバルラインを抜けて今度こそ富士山を目指す。
富士スバルラインは富士吉田付近から富士五合目までをつなぐ有料道路。(乗用車1150円)
少々お高いが、富士五合目まで楽に車で行くことができる。ドライブコース的にもグッド。

スバルラインの途中にはいくつかの駐車場があり、休憩しながら眺望を楽しむことができる。右の写真はそんな休憩所のひとつ。
午後2時20分、富士スバルラインの終点である五合目に到着。

 


五合目には大きな売店がいくつかあった。
右は謎のオブジェ。登山客をモチーフにしたブロンズ像はわかるけど、巨大なわらじに天狗の面が飾られているのはどうしたことだ?(謎)

左は登山道入り口。ここから先は徒歩で頂上を目指す。
右は登山道入り口にいた馬。(ポニーかな)これに乗って山を登るんだろうか?

何を隠そう、私は富士山に来るのは初めてである。本来ならここから先は徒歩で富士山を登ることになるんだけど、今回は五合目までとなった。いつか、徒歩でこの先へ登ってみたいと思う。

それにしても、富士山ってのは近くで見ると岩ばかりだね。
五合目までは森が続いていたんだけれど、この先は木も枯れ、砂や岩ばかりの斜面が続いているようだった。

富士スバルラインを引き返し、富士山を下山。麓で休憩をかねて土産物屋に立ち寄った。

富士スバルラインを降りてそのまま進むと、富士パノラマライン(国道139号線)に出る。
ここを西に向かい、午後4時に本日のお宿である「富士緑の休暇村」に到着した。


このお宿は、いつも利用している通常のホテルと少し趣が違っていた。
テニスコートや運動場、研修室などが用意されていて、合宿や社員研修などによく利用されているようだ。
全体的に広く大きく作られていて、大人数での宿泊を想定した施設と感じた。

富士緑の休暇村には、天然温泉の露天風呂を楽しめる施設が隣接している。
宿泊客は、宿泊当日に限り、何度でも無料で利用できるとのことだった。(翌日以降は有料)

隣接している温泉施設「富士展望の湯ゆらり

カウンターにてチェックインを済ませ、館内の説明を聞く。広いロビーの割りに従業員が少ない。部屋までの案内もなし。
布団の上げ下ろしも自分でやってくれとのことだった。そういう施設なんだろう。

 

説明された部屋番号を探して、部屋に到着。写真ではわからないが、部屋はかなり広い。畳のあるスペースだけで12畳。 
窓近く、椅子の置いてあるスペースも足せばさらに2畳分はありそうだ。やはり、大人数に対応できるような部屋になっているんだろう。

旅装を解き、浴衣に身を包んで隣接した温泉施設、ゆらりへ早速行ってみることにした。
ゆらりへは館内から歩いて直接行ける。確かに歩いて行けるんだけど・・・結構距離がある。
途中、人気が少なく暖房も効かされていない棟を通り抜けた。寒い。これでは湯冷めしそうだ・・・。

ゆらりには16種類の風呂があり、一通りまわるだけでも楽しめる。
私は、たくさんの風呂を楽しめるこの手の施設が非常に好きだ。浴場内はそう広くないが、大小の風呂を巡るのが面白い。
平日にもかかわらず、かなりの人数の客で賑わっていた。中には富士登山で疲れ切った体を癒している客もいるのだろう。

露天スペースに池があり、錦鯉が放されていた。泡の浮いた池でも平気で泳いでいる。鯉ってのは汚れた水に強い。
全ての風呂を巡ったら、広めの内湯でじっくり温まってあがることにした。

湯上りにアイスなどをいただきながら、休憩所でしばし休む。
日帰りの客が多いのだろう。家族連れなども休憩所で休んでいた。子供をつれた家族を見ると、多少うらやましく思えてくる。
いつか、自分の子供をつれて旅行できる日が来ればいいなと、ついそんなことを考えてしまった。

さて、体が冷えないうちに部屋に戻らなければ。幸い、湯上りで温まった体は、寒い廊下に耐えてくれた。部屋に戻れば夕食タイムだ。

 
ずいぶん小さくなっちゃってるけど、中央に見える六角形の皿はこんにゃくの刺身。元々こんにゃくの刺身は好きなんだけど、このこんにゃくは非常にうまかった。
いままでちょっと食べたことの無い食感だったな・・・。

左に見えるのは海草の天麩羅。その右下に赤く見えるのは貝だと思う。貝の下にある白い物体は忘れてしまった。

 
左は鍋の具。右はソバのように見えるけど、うどんだったような気がする。鍋の具が減ってきたらこれをぶち込む。
豪華には見えないけれど、一つ一つが意外とおいしかった。特にこんにゃくが印象に残っている。

左はキノコの煮物のようだが、正体をド忘れ。果物の方は梨っぽい。
右は写真では良くわからないけど牡蠣。カキに白いソースがかかっている。これもなかなかおいしかった。

 
お酒もいただきました。私は日本酒と相性が非常に良い。
他の酒では翌日に影響が残るが、日本酒の場合はそれが無い。
あまり量は飲めないけれど、日本酒は大好き。

食事が済んだら睡魔が訪れるまでダラダラとすごし、就寝。


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